Solar Power Charge Controller　SPC-003R

独立型太陽電池システム向けに負荷制御を備えた、最適動作点追従(MPPT)制御搭載バッテリー充放電コントローラー

独立型太陽光発電システム用に！

２系統別々の出力制御出来ます！

２系統にそれぞれ独立してタイマー設定可能！

基本機能である常時放電ができます。

入力電圧範囲は15V～90V
ソーラーパネル/太陽電池は、住宅産業用・独立型など全ての種類が利用できます。セルの種類は、単結晶・多結晶・アモルファスでも接続可能

240W/480Wまでのソーラーパネルに対応しています。12V/24Vのバッテリーの充電および放電を制御可能

発電／充電状況を遠隔監視可能！

外灯・街路灯・保安証明用に！

監視カメラ、通信機器の電源用に！

電飾看板、標識の電源用に！

野外の補助電源用に！

日本国内生産！

RoHS 対応

ソーラーパネルのエネルギーを効率よくバッテリーに充電し、接続機器への電力供給をコントロールします。独立型太陽光発電システムの運用を最大限にサポート

太陽電池モジュールからのエネルギーを最大限に活用できる高性能追従アルゴリズムを特徴としています。

バッテリーの過放電を防ぐために負荷制御機能も備えています。

各種保護機能を持ち、安全な設置・接続、運用ができます。

○ LC-MPPT ( Limit Cycle - Maximum Power Point Trachingu ) リミットサイクル方式最大電力点追従制御により充電効率を高めています。

リミットサイクル方式最大電力点追尾（LCMPPT）機能　：　太陽電池を最適動作点で動作させることができ、効率よく充電することができます。

○ ソーラーパネル出力電圧最大75Vまで接続でき、12V24Vバッテリーへの充電が可能。

最大入力電力480W／24V 接続時

接続するソーラーパネルは、充放電コントローラーの許容スペック以内でご利用下さい。

利用予定のソーラーパネルが利用できるかどうかわからない場合はお気軽にご連絡下さい

モニター/コントロールソフト（標準付属）

・　モニター機能

ソーラーパネルの現在の電力、積算電力、電圧値/電柱値、充電電圧値/電流値、周囲温度 など

・　ログ機能

本気より出力される現在の電力、積算電力、充電状態など合計15種のデータを記録。PCに蓄積されたデータを一定の時期を指定してCSV出力したり、リアルタイムにデータをCSV出力することが出来ます。

・　コントロール機能

放電の出力タイミングを1週間で10パターンのタイマー設定が可能。また、負荷接続ON/OFF、最大入力電流の設定が可能。

本機に接続されたソーラーパネルとバッテリーの出力電圧値、電流値に加え本体の温度、周辺温度のデータを出力することが出来ます。

パソコンや別売りのメーター・タイマーユニットに表示することが出来ます。

ＰＣ通信機能　：　ＲＳ-２３２ＣインターフェースでＰＣと接続できます。

本機の標準機能で、タイマー設定が可能

○ 日没オートタイマーにより2系統の負荷端子に対して出力（ＯＮ）、遮断（ＯＦＦ）する時間を設定できます。本体のみでタイマーのセットが出来ます。
オプション（別売）のメーター/タイマーユニットやＰＣ等を使用すれば、任意の時間で出力（ＯＮ）、遮断（ＯＦＦ）をタイマー設定することができます。

負荷１、負荷２に対して、本体のロータリディップスイッチにて、それぞれ接続/遮断の時間をタイマー設定できます。（日没から１時間間隔）
また、オプション機器（別売）のメーター／タイマーユニットＭＴＵ-００３またはＲＳ-２３２Ｃ通信機能を使用し、２系統の負荷に対して任意の時間でタイマー設定することができます。

別売りオプションのメーター/タイマーユニットやＰＣ等と接続することにより、太陽電池やバッテリーの状態を監視できます。

メーター／タイマーユニット　MTU-003　と合わせて使用すれば放電の開始・終了時間を一週間内でタイマー設定可能。システム構成に応じて最適な電力供給プログラムを組むことが出来ます。

システムの運転状況の表示とプリセットタイマーの設定等を行います。

システムの情報は、バックライト付液晶ディスプレイ上に表示されます。各種入力はタッチパネルになっており簡単に入力する事ができます。

本ユニットは、制御盤のパネル等や制御盤内部に付属されている取付け金具やネジを使用することで、簡単に取り付けることができます。ＭＴＵ-００３は、充放電コントローラの通信ポートに接続します。

メーター表示内容はソーラーパネル電圧値／電流値、充電電圧値・電流値、周囲温度など。

ＭＰＰＴの技術　：　充放電コントローラは太陽電池モジュールから最大限に出力を取り出すため、最適動作点追従制御技術(MPPT)を利用しています。追従アルゴリズムは全自動で行われ、ユーザーの調整を必要としません。MPPT の技術は、天候によって変化する太陽電池アレイの最大電力点電圧(Ｖｍｐ)を追尾し、一日を通して、太陽電池アレイから、最大電力が得られるよう動作します。

MPPT制御は太陽電池の電圧変化を検出し常に太陽電池出力が最大になる点（最適動作点）を追従します。アレイのＶｍｐは、電流と電圧の積が最も大きい場所での電圧です。従来のコントローラは、太陽電池アレイのＶｍｐで運転しないため、バッテリーの充電と動力系の負荷のために本来なら使うことのできるエネルギーを無駄にしています。バッテリー電圧とモジュールのＶｍｐの差が大きければ大きいほど、より多くのエネルギーが無駄になります。MPPTの技術は、従来のコントローラと比べて、無駄になっているエネルギーをより少なくし、Ｖｍｐで動作します。

ソーラーパネルの発電力が最大となる最適動作点（最大電力点）は日照量やパネル温度の変化、バッテリーなどの負荷により変動する性質があります。LC－mppt は変動するソーラーパネルの最大電力点を電流制御誤差によって生じるリミットサイクルを利用して取り出す制御方式です。

充放電コントローラは急速かつ効率よく、そして安全にバッテリーを充電するために４段階のバッテリー充電アルゴリズムを備えています。

バッテリー充電方法　：　バッテリー充電方法はバルク充電、吸収充電、フロート充電、均等化充電の４段階のアルゴリズムで行います。(均等化充電は非密閉型、ＡＧＭ型バッテリーの場合に行います。)

バルク充電　：　この段階では、バッテリー電圧はまだ吸収充電の電圧に達していません。得られる太陽電池出力電力の100%は、バッテリーの充電に使われます。

吸収充電　：　バッテリー電圧が吸収充電の電圧値に達したとき、過熱や過度のバッテリーガスの発生を防ぐために定電圧制御が用いられます。

フロート充電　：　バッテリーが完全に充電された後、充放電コントローラはフロート充電（トリクル充電）までバッテリー電圧を低下させます。バッテリーの経年によって、バッテリーはフロート充電へ移行する前に、約３時間程度吸収充電を行います。

自動均等化充電(AGM,非密閉型バッテリーのみ)　：　自動均等化機能を有効にしている場合、充放電コントローラは28日ごとに約3時間、非密閉型バッテリーの均等化充電を行います。この充電では、電解質ガスが発生するため、通常の吸収充電の電圧値よりもバッテリー電圧が上がります。このシーケンスは、バッテリー内の個々のセル電圧を均等にします。

太陽電池の過電力充放電コントローラは、バッテリー電流を最大定格15Aに制限しています。容量の大きすぎる太陽電池アレイはピーク電力で動作しません。太陽電池アレイを、充放電コントローラの公称最大入力電力より少ないものにしてください。

過負荷

負荷電流が約100msec連続して最大定格負荷電流を超えると、充放電コントローラは負荷を遮断します。負荷切断からの復帰は自動的には行いませんので、負荷の状態を確認の上、手動で負荷接続を一旦OFFにし、再度ONにしてください。

太陽電池の短絡

充電は行われません。短絡状態が改善すると、再び自動で充電が始まります。

太陽電池/バッテリー逆接続

バッテリー逆接続に対して完全に保護されています。コントローラへの損傷はありません。
配線ミスを直して、通常運転を再び始めてください。

過温度

ヒートシンクの温度または周囲温度が安全な範囲を超えた場合、充電を停止します。安全な温度まで冷えると充電を再開します。
(ヒートシンク温度については、安全な温度範囲を超える前に出力電流を制限し、温度上昇を抑えます。図10参照)

高電圧過渡現象

太陽電池、バッテリー、および負荷電力の接続は、高電圧過渡現象に対して保護されています。雷が多い地域では、外部に避雷器を取り付ける事をお勧めします。

バッテリー電流逆流防止

太陽電池電圧がバッテリー電圧より低くなった場合、バッテリーから太陽電池に電流が流れるのを防止します。

過放電保護機能

(ＬＶＤ／ＬＶＲ機能)バッテリー電圧を監視し、過放電電圧を検出した場合は負荷を遮断します。遮断・再接続電圧は、１２Ｖバッテリー時、１１.５Ｖ／１２．６Ｖです

温度保護　：　ヒートシンク温度が９０℃または本体内部温度が60℃になった場合は充電を停止します。

充電状態/警告表示

バッテリー充電シーケンス/警告を示します。（緑、赤：2色発光）
消灯：　充電停止
緑(点滅)：フロート充電
緑(点灯)：吸収充電
橙(点滅)：バルク充電
橙(点灯)：均等化充電
赤(点灯)：警告（温度保護）
温度保護が動作した場合に点灯します。

バッテリー状態表示
バッテリーの状態を示します。（3段階　緑、黄、赤）

負荷表示
それぞれの負荷１、負荷２の接続状況を表示します。(緑)

ソフトウェアはWindowsパソコン上で動作し、ソーラーパネル充放電コントローラー（SPC-003）の状態表示及び、放電の開始・終了時刻の設定を行う為のサンプルソフトウェアです。

特徴

本ソフトウェアは以下の機能を有します。

充放電コントローラーの状態表示

負荷１／負荷２への接続・遮断タイマーのプリセット登録

充放電コントローラーの現在時刻の設定

バッテリーへの最大充電電流の設定

負荷１／負荷２への接続・遮断制御

任意コマンドの送受信

動作環境

本ソフトウェアは、以下の動作環境が必要です。
Microsoft Windowsが動作するパソコン
※ Microsoft Windows XP Professional SP3, Microsoft Windows 2000 Professional SP4 での動作確認をしております。

SPC003,SPC005 の CD-ROM アプリケーションソフトである、ソーラーシステム・モニター／コントローラーは、Windows 8 / 8.1 （32 / 64bit）日本語版に対応

画面解像度１０２４×７６８以上推奨
シリアル（ＲＳ-２３２C）インターフェース
メモリサイズ１２８Mbyte以上
ハードディスク空き容量１０Mbyte以上